成績が上がらない原因は…パパやママかも?特徴と成績を上げる方法

Lotus English School 英会話スクールをオープンしてから、早くも14年目の年を迎えました。その前にも2年半英会話を教えていたので、英検・英語・英会話の指導歴が15年以上経過しました。

幼稚園児からシニア迄多くの方を指導させて頂きましたが、結果が出るのに時間が掛かったりお成績が上がりにくい生徒がいました。

今日はその中でも、学生 ‐ 中学生や高校生に絞って当校での体験をもとに、結果が出せないや時間が掛かる生徒たちの傾向と、今すぐにご家庭でも出来る方法を書いてみたいと思います。

塾に通っても成績が伸び悩むケース①

当校は、講師とマンツーマンの完全な個人レッスンなので、成績が上がらないということはほとんどないと自負していますが、ただその上げ幅が思いのほか、ちょっとと言う生徒もいます。

その生徒たちの特長は次の通りです。

①自分で成績の目標を決めている

その生徒たちは、定期試験でクラスや学年の平均点が取れればよいと決めていて、それ以上は要らないし、自分には出来ないと決めて、あまり時間をかけずに力を入れない省エネ学習の生徒たちです。

当校ではレッスン初回や節目があるときごとに、学習目標や英検などの資格試験を受験する日程を生徒と相談して決めます。

その時に、生徒から定期試験の目標がクラスの平均点となれば、もっと上を狙おうよ!とお声がけはしますが、これも耳に届かないようです。

学校の定期試験対策の時には、満点を狙えるほどの準備を当校でしています。時間的な問題で、ここはお家で見ておいてね!このページはテスト前夜にもう一度解いておいてね!などと伝えています。

しかし、平均点でよいと思っている生徒たちは、もちろん当校の講師の言葉通りのことはしてくれません。LINEでつながっている生徒には、直接メッセージをおくりお声がけもしますが…

さらに、試験準備をするときに、これをしたら何点取れるかな?なんて聞いてくるのもこれらの生徒の特長です。ここで講師が半分くらいは取れるんじゃない?なんて言おうものなら、他のページは見向きもしてくれませんので禁句です。

定期試験の前にレッスン数を少し増やしてもらって、徹底的に準備をする方法も提案しますが、もちろんレッスン数を増やすことにも消極的で、出来ない理由を言ってきます。

ケース①の解決法

こんな無駄な話し合いでレッスンの時間も消費してしまい、本当に堂々めぐりとなりますが、解決方法は唯一、強引に成功体験をさせることしかありません。

たとえ、英単語暗記でも、その日の課題をすべてこなせば、出来るね!すごいね!とたくさん褒めてやります。

さらに、試験の点数をあがり、思いのほか良い結果となるという成功を体験すると、自然にその生徒の学習意欲を変えてくれます。

例えば、一度でも満点を取れた生徒たちは、その点数が基準値となり、次回の試験でも満点を狙い始めてくれます。

また、当校では、英検などの試験試験の受験に関しては、合格が見込めるまで受験を控えるように伝えます。十分な準備が出来てから、合格を勝ち取りに行くことで、合格と言う大きな自信が付き、頑張ればこんな結果が出せるんだぁ~となります。

この波に乗せるのが講師のワザです。

塾に通っても成績が伸び悩むケース②

②争いごとが多いご家庭の子供

男子生徒がパパとけんかした!女子生徒がママと言い争いになった!同性どおしの争いごとが多いようです。

ご家庭の中が落ち着かない生徒は、判で押したように、なかなか成績が上がりません。

さらに、ママやパパが生徒自身や講師に相談なしで、英検などの試験を申し込んで結果が不合格になったりします。

不合格と言う言葉が、子供たちをますます出来ない~ムードにさせます。

このような家庭環境では、成績不振や試験不合格が続いて負の連鎖になるのは当然です。

子供たちの脳は、親に対して腹立たしい気持ちや納得いかない感情が渦巻いていて、とてもじゃないけど、新しい学習知識など入れられる余地がありません。

また、叱られたり、怒られたり、心を傷つけられたりで、自分はダメなんだぁ~と自信を持つことさえできません。

パパやママから当校に相談があれば、解決方法をお伝えできるのですが、たいていの場合、生徒たちから一方的に話を聞くことになります。

これも当校では、いつも同じ講師と1対1の個人レッスンと言うスタイルなので、子供たちの精神状態は講師には手に取るようにわかります。

講師側から尋ねることなくとも、生徒たちは、ママにこんなことを言われた!先生、どう思いますか?なんて言い出したり、レッスン中に突然、涙を流し出した女子高校生も過去にはいました。

精神的な準備が出来ていないところに、英語のお勉強なんて脳に入るはずがありません。とりあえず、生徒の話を聞くことになります。

もちろん、生徒たちの話を聞いてから、その子供に原因があれば、それはママが正しいよね!出来てないからしょうがないね。ママは厳しいね。なんて言うこともあります。

それをどうすれば直せるのか、こんな方法は?あんな方法は?と提案します。

生徒とその親、どちらの肩を持つわけではありません。それぞれのご家庭には、色々な思いやご事情があるでしょうから…

ただ、近年思うのは、当校生のほとんどのパパやママともお仕事が忙しく、ストレスを抱えておられるのでは???または、個人的に、何かお悩み事を抱えておられて、精神状態が落ち着いていないような気がしてなりません。

子供たちの行動や話すことに対して、鋭角的に反応をして、知らず知らずのうちに子供の心を傷つけたりしていることはないでしょうか?

子供たちのまえでは、そのような感情を出さないように努めておられると思いますが、多くの子供たちは親の顔色を窺って生活しています。

ケース②の解決法

平和で安心できる家庭環境があってこそ、子供たちは落ち着いて勉強することが出来て、自然と成績が上向いてきます。

子供たちの成績が上がって、嬉しくない親はいないはずです。

パパやママにストレスがある場合は、ぜひ、どなたかにつらい思いやしんどい環境を話してみて、心を静める方法を見つけてください。

心が不健康であると、まわりの甘えられる人に刃を向けてしまうのは、人間だれしもあることですが、この不健康は病気なので、治療が必要です。

少しだけ違う言葉に変えてみるだけでも、子供たちが素直に受け入れられることもたくさんあります。

ぜひとも、ご家庭では、いつも同じ頼れる安心できるパパやママでいてあげてくださいね。

解決方法が見つからないご家庭は、一度当校にご相談ください。コンサルテーションというお仕事もさせて頂いています。