英語の暗唱大会・スピーチコンテスト~お任せください優勝を狙いましょう~

「祝賀会から今帰ってきました〜英語暗唱大会、優勝したそうです!!!ディーバ先生のおかげです。‍‍凄すぎる!!!本人から、来週のレッスン時に、お礼と報告いたします。取り急ぎ、ご報告まで〜本当にありがとうございます」

とLotus生のママからLINEでこのメッセージと優勝盾の写真が送られてきました。

英語暗唱大会に選出される

そのいきさつを最初から思い出してみたいと思います。

中高一貫の私立高校に通うA君が、600名の生徒たちの前での英語暗唱、3学年から24名選ばれトップ8名が賞をもらえるという大会への参加に選出されました。

そもそも当校のレギュラークラス生のA君は、学校でもどちらかと言うと目立ちたくないシャイな男子です。当校の中高生のための英検コースに通い始めてもうすぐ2年、そんな彼が英語の先生から選ばれたクラスの代表です。

これには伏線があり、先学期末にも英語の先生の前で英語を暗唱するという課題が出され、それもご一緒に練習して本番に臨んで頂きました。いつもはおとなしい感じなのに、英語の発音いいじゃん!となったのでは???と思われます。

選ばれてからが大変でした~「イヤだぁ~出たくない」の連発、でも、当校では音読練習したいと複雑な心理。

さらに、おうちの誰にも英語暗唱大会に選ばれたことは言いなくない。絶対、練習しているところでさえも見られたくない!一生黙っておく!と断言しながら、秘かに当校のレッスン時は必死で練習について来てくれました。

当校は、発音矯正クラスもあるくらい、多くの大人の方、特に英語のプロの方々にもレッスンさせて頂いていたり、今までにも英語スピーチコンテストや英語暗唱大会の出場者とは何度も練習して結果も出しているので、講師にとっては得意中の得意です。

英語暗唱大会に向けての練習

A君との場合は、学校からもらったサンプルの音声英語を基にしてスタート。
と言うのも、何がこの大会に望まれているのか?が入賞の鍵なので、このサンプル音声をご一緒に聞くことから探りを入れてスタートしました。

ネイティブの先生が録音してくださっている音源ですが、超スローです(笑)こんなにゆっくり英語を話せるネイティブはめったにいない!と思うほどのスピードでした。

他の出場者たちも英語の課題は違えど、この超ゆっくりサンプル音声に合わせて練習して来るだろうから、その上を狙う方法を考えようと講師が勝手に決めました。

まずは、暗唱文の内容がしっかり理解できているかの確認をしました。これが後々の感情移入に必要だからです。

次に、当校の講師の英語をよく聞いて、リピートする、シャドーイングする、一緒にスピードを合わせて英語を声に出すことの繰り返しをして、実際には、どこがどのように違うのか、生徒の言い方をまねての違い説明、その音の出し方、口の開き方や舌の動かし方を変えて、よりきれいな英語の音としました。

大まか出来上がってきたところで、会話の部分の声色を変えたり、手ぶりをつけたりしてみる??と問うと、とんでもない!ではなく、あっさり要らん~><と言う返事でした(笑)

じゃぁ、会話の部分だけは感情を入れて読んでみようね!と当校の講師に言われても…普段から感情表現が大の苦手!!のA君です。

ママによると、ご自宅でも省エネモードの声でぼそぼそ話す程度だそうなので、そこはどんな感情かな?と講師とふたりで考えたりしながら、講師が見本を見せて声の高さを低い音から始めたりするだけで、ちょっぴり感情表現が出来るようになりました。

最終的には、英語はリズムの言語なので、このリズムに変えて体で感じてみよう、ここでの休憩はなしね、などさらなる細かい指示を出しながらの練習です。本番通り、椅子から立ち上がり、声を張って英語を話しているところを録画してさらに確認もしました。

みんなの想定外の優勝

他の出場者たちのレベルや判定ポイントがわからないので、ご希望通りに入賞してくれればなぁ~と思っていたところの優勝でした!

CONGRATULATIONS!!!! まさかの優勝です!

こんな細かいチェックの入る練習によくついて来てくれました~本当に有難う~と言いたいくらいです。

大会後、クラスメートから焼肉店で祝賀会も開いてもらったらしいです。これであのおとなしい目立たない彼のクラスでの立ち位置が変わり、学校中の生徒たちからも羨望の眼でみられて一躍スターとなり、さらに、教師たちも彼の存在を再認識して、一目を置くことになるでしょう。

これで、彼自身が自信を持ち、これからの人生においてこの練習や大会は忘れない思い出となることに間違いありません。

次週の当校でのレッスン時に、さらに大会の様子を尋ねて、二人で喜びをかみしめたいと思います。

こんな機会を当校にくれたAくんと私を信頼して任せてくださるご家族にも感謝です。

そうだぁ~思い出したぁ~来年の英語暗唱大会では、前年度のチャンピオンが一番最初にまた皆さんに暗唱を披露するという課題がもれなくついてくると言うことを!