大人のための英単語の覚え方〜学生時代と同じで大丈夫?〜
「もっと単語の数を増やさないと!」「単語の数が少ないから英語が理解できないんだ!」とお思いの方は非常に多いと思います。
どのくらいの単語を覚えればもっと英語を理解することが出来るのでしょうか?
その単語と出会う頻度をふやすと記憶に定着しますが…まずは、あなたが必要とする英単語の数を知ることから始めて、次の7つの方法を実践してみてください。
本日から8番目の方法を追加しましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
レベル別必要単語量
一般的に使える現在の英単語の数は次のように言われています。
- 英語のネイティブレベル:30,000words
- 英検1級レベル:15,000words
- TOEIC900点レベル:10,000words
- 高校卒業レベル:3,000words
- 中学卒業レベル:1,800words
では、あなたはどの英語力のレベルを目指しますか?
日常会話が出来る程度なら、中学英単語でもこなせますが、2500語もあればかなり表現豊かに英語を話すことができるでしょう。
2500語と言えども、普段に外来語としてすでに使ってる英単語や忘れていると言えども中学で習った単語の少しは記憶に残っていることでしょうから、心配するほどの数ではありませんので、楽しみながら挑戦しましょう。
では、その2500語とは?
英検をめやすにすると必要な単語が明確になります。
なぜなら、英検3級は中学卒業程度、英検準2級は高校中級程度、そして、英検2級は高校卒業程度なので、あなたが目指す英語のレベルに見合った英検級に出題される英単語を覚えるとよいでしょう。
ビジネスの場面で英語を使いたい方には、TOEIC L&Rに出題される英単語がおススメですが、まずは、英検2級程度の英単語を習得されてからTOEICに移行されるほうが効率がよいです。
英単語の覚え方
何度も読んで・何度も書いて・何度も聞いて・単語帳やカードを作ってなどと言う方が多いかと思います。もちろん私もそのひとりでした。
ただし、すっかり大人になった今も同じやり方で大丈夫でしょうか?
またもっと効率の良い方法はないのでしょうか?
次の方法がおススメです。
1.学習時間を作りましょう
社会人になると時間を作るのが非常に難しいです。すべきことが山のようにある中、英語・英単語を覚える時間のプライオリティは下がりがちで、また今日も出来なかった!なんてことことになりがちです。
学習時間を決めましょう。朝の1時間、通勤の移動時間の30分などと定期的に学習時間を作り習慣化することがおススメです。
たとえ地下鉄の一駅移動の2~3分でも結構な数の英単語を見ることが出来ます。貴重な時間を有効活用すると、大きな差が後程出てきます。
学習期間と時間を少し緩めに設定しましょうね。出来ないような計画では学習が続かないと言うことはもう経験済みですよね?(笑)
2.学びたい英単語の読み方を正確に学びましょう
今日では、便利なインターネットのサイトやアプリで正しい単語の音を聞くことが出来るので、何度も聞いて真似てみましょう。
読めない単語を覚えても使い物にならないので、その単語を何度も声に出してみましょう。
目・耳・口など使えるものはすべて使って覚えましょう。
3.動詞から覚え始めましょう
英語は日本語の語順と違って、主語のすぐ後に動詞が来ることが多いので、動詞がわからないと意味不明になったり、英文を作れなかったりします。
誰かに何かを伝える時も、日本語では動詞が文章の最後に来るので、それまでの主語や形容詞などから、動詞を想像して文章全体を推測することが可能な場合が多いです。
英語はそういう訳にはいかず、、、I I I とか She She She と主語だけでは、ほとんどの場合何も伝わりません。
まずは、まとまった数の動詞から攻めることが効率的です。
4. イメージしてみましょう
新しく出会った英単語の意味だけを考えるのではなく、五感を使って、あなたはその単語を聞くとどんな感じがしますか??また、どんな印象を持ちますか?
例えば、libraryと言う単語なら、どんな建物をあなたはイメージしますか? また、その単語からどんな絵が浮かびますか?どんな香りがしますか?ぜひその絵や香りと library を紐づけておきましょう。
5.文で単語を覚えましょう
英単語を単体で覚えると、使い方がわからないケースが出てきます。短い英文やフレーズで覚えておくと使い勝手がよくなります。
同時に、あの文で出てきた単語だ!と言うことで思い出しやすく、芋ヅル式に意味も思い出すことが出来ます。
6.品詞分類して覚えましょう
覚えたい英単語の意味だけではなく、品詞も同時に覚えると後々便利になります。動詞・名詞・形容詞・副詞などに分類できるといいです。
例えば、ひとつの単語の動詞と名詞を同時に覚えると効率的です。moveとmovementやignoreとignoranceなどがその例です。
次に、形容詞と副詞も同様のことが言えます。beautiful と beautifully や eventual と eventually などが例です。
これらの単語は、見かけや音がとてもよく似ているので簡単に記憶できて効率的ですね。これで一気に数がふえますよ。
7. 覚えた単語を使いましょう
人間の記憶はすぐに消えるので、覚えた単語は消えないうちに再度出会うことが大切です。繰り返し単語を読んで覚えましょう。
覚えたい単語と何度も出会うことで、その単語があなたの脳に定着して、いつでも使えるものとなります。
覚えたい単語を使ってあなた自身のオリジナル英文を作れるようになるとよいでしょう。
8.暗記確認テストをしてみましょう
せっかく暗記しても翌日には、かなりの数の単語が消えてしまいます。人間の脳はそうできているのだからどうしようもありません。
ガッカリせずにこの脳の特性を受け入れて、何度も確認テストを自分で行うようにしましょう。
3日間で覚えた単語をすべて確認、次は、1週間分を確認とどんどん増やしてきましょう。そうするたびに、必ずいつも忘れてしまうものが明確になりますので、そこは徹底的に!
最後に
他にも暗記の方法はあるので、つけ加えて行きたいと思いますが、まずはここから始めてみましょう。
あなたが身に付けたい英語の目標を定めると、必然的に英単語の数の決まりますので、学習時間を定期的に作ってを実践してみることです。
もちろん、英単語の数が増えただけでは英語を理解したり話せるようにはなりませんので、同時に英文法を総復習するとよいでしょう。ここもレベルを落として中学英文法からリビューしてみましょう。
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2010年に大阪市中央区本町橋に英語発音リズム研究所・Lotus English Schoolを開校。米国やデンマークへの留学・国際結婚・米国に始まり英国やデンマークに本社を持つマルチナショナルな外資系企業への転職を経験し、国際営業・支社長バイリンガル秘書・輸出入・ロジスティックス・人事など多種に及ぶ仕事の経験を活かして英語・英会話を子供から会社員・シニアまで指導中。
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