幼稚園児・小学生の英語嫌いを払拭する方法~あきらめるのはまだ早すぎる

英語だけは早くから学ばせたい!子供には英語を話せるよう!と思われているご家庭がとても増えています。

21世紀はグローバル化がさらに進み、経済・産業・医療・政治などすべてのことがその国だけのみならず、つながっている世界でその影響が及びます。

さらに、一つの国だけでは答えが出せないため、世界のみんなが集まって考えて問題を解決する世紀となり、共通言語である英語を身につける必要があります。

日本の文科省は、言語活動を通して自分の思いを表現したり伝えたりと言うところに重きを置いて、学習学年をさげて教育目標を掲げています。

そして、ご家庭に話を戻すと、小学校での英語の授業が始まる前に、英語で幼児教育を進めるインターナショナル幼稚園や外国人の先生が英会話レッスンをしてくださる保育園などへの幼い子供たちの入学を希望されるご父兄が非常に多くなっています。

そんな中、子供たちが楽しく英語学習を始めたにもかかわらず、月を重ねると「英語が楽しくない」「幼稚園に行きたくない」なんて親の思いと反対になることがよくあるようです。

幼稚園の年齢でこんなことを子供が言い出せば、一大事です。

まだ英語に触れだしたばかりで、これから先ずっと英語を頑張ってほしいと思っているこのようなママたちは途方に暮れてつつも、そのうち何とかなるだろうと子供の手を引いて幼稚園に通わせるということになります。

このような場合は、子供たちは非常にストレスを抱えています。

まずその原因をしっかりと子供と一緒に見つけましょう。

当校で行っているコンサルテーションに来られたママと幼稚園児のケースを挙げてみます。

その①インターナショナル幼稚園の4歳児Aちゃんとママ

最近、幼稚園に行くのを嫌がります。どうやら英語が嫌なようですが、どうしたらよいでしょうかと言うご相談でした。

ママにはお席を外していただき、4歳児のAちゃんと二人で話すと、「幼稚園の外国人の先生が何を言ってることがわからない」と言い出しました。また、「どうしたらいいのかわからない」と先生の英語指示に従うことが出来ないようです。

まだ、英語教育を受け始めたばかりなので、英語がわからなくて当然なのですが、

すべてを英語で進められる幼稚園の場合、2つのタイプの子供たちがいるようです。

まずは、英語でまくしたてられて困惑する子供たちと、なんとなく英語を受け入れて動き出す子供たちです。

Aちゃんはまさに前者のタイプで、先生の英語での指示に固まってしまうようです。

日本語だったらわかるけど、きっちりと英語を理解できないと動けないと言うのは、ある意味、精神的な成長の早い大人的な子供たちかもしれません。

このような子供たちには、幼稚園で使われている指示英語を練習することから始めましょう。

具体的には、 Listen +Action を繰り返してやるとよいでしょう。

幼稚園でよく使われている、ACTION VERBs(動作動詞)を聞き分ける練習をしてみるとよいでしょう。

この時点では、英語を話すことは目的ではないので、言われた英語の動作ができるように定着させましょう。

実は、このタイプは英語を聞きたくないと思っているいて、すべての英語をシャットアウトしている可能性もあります。

全く英語を聞き入れない耳になっている場合は、ゆっくりと英語の音に慣れさせる必要があります。

その場合は、焦らずに、英語の正しい発音練習の際に使う、唇やお口の動かし方練習をして音の出し方練習から始めるとよいでしょう。

その②私立小学校小学5年生のBちゃんの場合

英検4級に合格し、いよいよ次は3級を目指したいとなったBちゃん。

小1から楽しく学校でも英語学習を続けてきましたが、まず、ここに来て学校の試験が、今までのように記号を選んだりするものだけではなく、筆記の部分が増えてきました。

加えて、英検3級にはライティング試験も含まれます。

英検3級ともなると多くの単語を読んだり覚えたりする必要があり、単語が読めない、覚えられない、書けないことが致命的なのです。

英語は、日本語のような表音文字ではないため、音と綴りが違うことがなかなか受け入れられず戸惑う、Bちゃんのような子供が出てくるのです。

このような子供たちに有効な方法は、フォニックスと英語の音読です。

フォニックス学習は、英語を読むため書くための両方に有効ですので、そのルールに注目させながら指導して、音読につなげます。

Bちゃんの場合は、学校でフォニックスも習っているのですが、まったく定着せずに使える状態にはなっていませんでした。

何度も繰り返し読むので、単調なレッスンとなり気力がいりますが、英語の音や内容が楽しいものを教材に選ぶと、必ず成果が出ます。

英語に限らず言語の学習には、音読がとても有効です。日本語を学ぶ国語の宿題には、音読と言うのが今もあります。

それにもかかわらず、英語の音読 と言う学校の宿題はあまり聞きません。

五感を使っての音読は、脳の複数個所に刺激を与えることが出来、その影響は計り知れません。

英語は21世紀を生き抜くのに必要なコマンド

ぜひとも、多くの子供たちが英語学習を楽しみながら進められることを願っています。

英語が出来て邪魔になることは何もありません。むしろメリットばかりです。

言語学習は一朝一夕ではなく、時間がかかりますが、21世紀を生き抜くには必要なコマンドです。

そして、世界で活躍できる人間となり、日本社会だけではなく世界社会に貢献してくれることを望みます。

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英語発音リズム研究所
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