当校での英検受験生の最新データに見る「英検1次試験合格」への道

3級以上の英検受験においてライティングパートが重要なことはもうお気づきですか?

英検1級・準1級・2級・準2級・3級の1次試験は、リーディング・リスニングに加えて、ライティング問題があり、この3つのパートで構成されています。

ライティングパートは、与えられたトピックに関して自分の意見を複数の理由とともに決められた範囲の文字数の英語で表現するという問題です。

級が上がるごとにトピックの内容は、身近な問題から社会的なもの・国際問題などの世界的なものや宇宙規模のものへと広がっていきます。

限られた時間内で書き上げることは、簡単ではありませんが準備すれば満点を狙うことも可能です。

当校では3級・準2級・2級の各級において、多くの生徒が満点をたたき出しています。今回も16点満点中15点で2級の1次試験を合格した人もいました。

今回の英検1次試験の結果を見ても、ますますライティングの得点が合格か不合格かの大きな分かれ道になっています。

以前は2級までなら、大体60%以上の出来で合格ですとみなさんにお伝えしてきましたが、最近の当校の英検合格指導では、ライティングにかなり力を入れています。

その理由は、当校で受験した3名の最新データをご覧いただくとお判りいただけると思います。

当校で受験した3名の最新データ

中学3年生で2級の1次試験にうまくギリギリ合格したAさんの場合

リーディング:17/38 正答率:45%

リスニング:14/30 正答率 :47%

ライティング:13/16 正答率:81%

総合計:44/84  正答率: 58% ⇒ 合格

前回3級合格で早くも準2級1次試験に挑戦して見事にギリギリ合格した20歳代のOLのBさんの場合

リーディング:18/37 正答率 :49%

リスニング:18/30 正答率 :60%

ライティング:13/16 正答率:81% 

総合計:49/83  正答率: 59% ⇒ 合格

英語の学び直しを始めたばかりで英検3級の1次試験に挑戦して不合格だった主婦Bさんの場合

リーディング:20/30 正答率 :67%

リスニング:21/30 正答率 :70%

ライティング:8/16 正答率:50%

総合計:49/76  正答率: 64% ⇒ 不合格

驚かれた方もおられるかもしれませんが、ライティングパートが80%を越えれば、リーディングやリスニングが50%以下でも合格となっています。

リーディングやリスニングは半分正解を目標にすればよい!

後は、ライティングで点数を稼げば合格できるのです!

準1級や1級は対象外ですが、2級以下ではライティングがいかに重要かがお分かりかと思います。

ライティングで点数を稼げるようになるには

対策として後回しにしがちなライティングをドンドン練習するしかありません。

まずは、ライティングの過去問を1問解いてみましょう。

そして、英検対策が出来る方に見てもらいましょう。

自分ひとりでは、どこがよくて、どこが悪くて、どうすればよいのか?と言う状態かと思います。模範解答を見て同じように書いてもあまり練習にはなりません。 

あなた自身の英語・あなた自身の理由を見つけ出さなくてはならないのです。

つまり、正解は十人十色と言うほどたくさん無限にあるのです!

英検の詳細結果によると、採点の際のチェックポイントは次の4つです。

  • 内容
  • 構成
  • 語彙
  • 文法

求められていることは、正しい英文法表現・明確で共感を呼ぶような理由や説明です。

Lotus English Schoolでの英検ライティング対策メソッド

まず書き方はテンプレートを決めて、いつも同じパターンで書くように指示しています。

これで、採点チェックポイントの②構成で満点を狙えます。

次に採点チェックポイント➀の内容に関してのレッスンです。

2つの理由を探すのはご自分で…やはり初めはなかなか一つの理由は見つかっても2つ目は出てこない場合が多いので、いろんな質問をしてあなたが理由が見つけられるように誘導をします。

あくまでもあなた自身が理由を見つけるトレーニングです。誘導されているとはつゆ知らず、自分自身で考え付いた気になります。

そうすることで、試験本番にはひとりで考えだせるように脳の回路を拓く~未開の考え方の方向を植え付けます。

出てきた理由(日本語)を必ず書き留めておくようにも指示しています。

なぜなら、書き始めてから理由を忘れたり、他の理由に変えたりすることが多々あり、時間が非常にかかるので、それを避けるためです。

それから、その日本語を英語に転換する作業へと移行します。

その際にも、日本語をより簡単な表現に変換することによって英語表現が自分自身で出来るようになります。

知らない=あなたの脳に存在しない英単語を思い出そうと頭をひねっても出てはきませんので、日本語を変えてみるとあらら!と簡単に英語が出てきたりします。

理由を探す訓練と同時に、級が上がってくるとトピックの意味がよくわからないと言うこともあるので、そこでは知識の注入をしています。

例えば、英検や入試問題によく出題される環境問題! 

これについても、環境問題って何か?地球温暖化が起こる仕組みは?なぜ深刻な問題なのか?その対策は?化石燃料とは何か?再生可能エネルギーとは何か?などを簡単な日本語で説明をして知識を増やし、それらのキーワードを英語でも伝えて使えるようにします。

この際にも記憶に留めてもらうために、インターネットで関連画像を活用しています。

英検準1級や1級の受験者には、普段から新聞を読み、気になった記事を英語で説明してもらうレッスンが必要になります。

普段の学校の授業ではあまり話題にならないトピックが出題されることもあるので、知識(=データー)を増やし、そこに自分自身の意見をうまく乗せられるような訓練が必要です。

最後に、あなたが書き上げたものを読ませて頂き、文法や語彙が正しく使われているかの確認と同時に、使える語彙のバリエーションを増やすためにあなたの実力に見合った他の語彙の紹介、加えて、使えていない構文や文法に書き換えられる方法を提案しています。ここで採点ポイント③語彙と④文法を押さえます。

ぜひライティングパートに磨きをかけて、英検1次試験を突破しましょう。

当校のプロの助けが必要な方には、個人指導の小学生が対象の【英語発音英検コース】大人の方を対象にした【レギュラークラス】やオンラインの【英検コース】、また、小中高校生を対象にした長期休みの少人数個別レッスン【英検合格レッスン】をご用意しています。

資格試験こそ、目標に向けての短期集中型の学習法がおススメです。