英検ライティング~少子化問題について~日本語で知識を増やし必要な英単語を増やそう
英検3級以上の1次試験を突破するにはライティングで高得点をとる必要があります。
そのライティング問題のTOPICで2級や準1級・1級で頻出される社会問題。
過去に出題されている社会問題の例をあげてみました。
①日本政府は少子化に取り組むべきか?
②会社は従業員の扱い方を改善する必要があるか?
③政府は子供を持つ人たちに経済的なサポートを提供すべきか?
④給料は各労働者の出来高制にすべきか?
前回の環境問題に引きつづき、今回は、社会問題の中でも女性に関係の深い問題- women’s issues -について、どんな問題があるのか?なぜそのような問題が起こるのか?どうすれ良いのか?と言う流れを日本語で理解しましょう。同時にどんな英単語を使って表現するのかも今回は書いてみます。
前回同様に、多くの英単語を提案し、読み進めていくと、それらの英単語が日本語の代わりに使われて、必然的に暗記できるようにしています。
Low Birthrateとは?
まずは、少子化-low birthrate, falling birthrate -問題です。同時に高齢化社会 – aging society – となります。
Low birthrate issue とは、出生率低下- birthrate declining -つまり、若年齢者の割合が減少している問題です。
日本の low birthrate は予想をはるかに超えて急速に低下しています。将来の予測がつかないパンデミックのせいで、ますます falling birthrate に拍車をかけています。
このままの状態をキープしていると多くの問題が出てくることが予想され、日本政府もやっと本格的に取り組み始めました。
Low Birthrate によって引き起こされる問題
Low birthrate になると次のような様々な問題が起こります。
①経済規模が縮小- shrinking economy
経済活動はそれを担っている労働力人口 – labor force population – によってその規模が決まって来る。Declining birthrate and aging population – により経済を回すために必須である製品を買う消費 – consumption – を控え、負担しなければならない税金 – tax – が増えるため、経済的な国内市場が – shrink -される。
②働き手- labor force– が減少
いわゆる労働生産性 – labor productivity – が低下する。IT・AI技術に頼れば将来的には解決されることもあることも見込めるが、多くの人が働きやすい環境を作り – labor force – を増やすことがめざされる。妊娠・出産・子育てを女性のみに頼るのではなく、家族内や社会が助ける時代になりつつある。
③後継者不足 – shortage of successors
多くの中小企業では、親族内継承が一般的であったが、継承してくれる人が親族内にいない場合が増えて廃業 – discontinue – を強いられている企業も出てきている。
Low Birthrateの原因
では、どうして 少子化が起こるのでしょうか?
次の3つが –lowbirth rate – の原因 – causes -としてあげることができます。
①結婚や出産に対する意識の変化 –changes in attitudes toward marriage and childbirth
考えや価値観が多様化し、marriage に対する不安 – anxiety – や疑問を持ったり、結婚しても夫婦二人が仕事を持ち子供を持たずに夫婦二人だけ- dual-income couples with no kids – の生活を楽しみたいというカップルも増えている。
②所得の伸び悩み –sluggish income growth
最近の物価高が引き金となり、コロナ後に特に日本での賃金 –wages– が他の先進国- developed countries – に比べて非常に低いということが鮮明になった。ここ30年近く日本では、給与の引き上げ- salary increase -があまり行われていないことも明確化してきている。
③子育て支援策の不足 – lack of child-raising support measures
子供の育成を社会全体が応援するために、子育て家族の経済的負担の軽減 – reduction of economic burdon、安心して子供を育てられる環境整備 – environmental improvement が求められている。
政府による次元の異なる少子化対策
日本政府は今までにも対策はしてきたが、さらなる深刻化が認識されて、「次元の異なる少子化対策」と呼ばれる抜本的な対策 – countermeasures (=measures)に関する動きを示し始めた。
その countermeasures にはどんなものがあるのかを次に示してみます。
①児童手当 – child allowance –
②出産費用 – cost of childbirth –
③学校給食費用 – school lunch costs –
④大学・大学院などの授業料の負担軽減 – reducing the burden of tuition fees at universities and graduate schools
⑤保育の質向上 – Improving the quality of nursery schools –
⑥育児給付金 – childcare benefits –
次元の異なるというこの言葉に期待をして、政府が具体的にどのような countermeasures を実施するのかに大いに期待をしたいと思います。
さらなる社会問題
続いて、英検ライティング問題に頻出する次のような社会問題についても書き進めます。このページは順次手を入れていきますので、時々ご覧頂けると嬉しいです。
また、さらなる説明や英文の書き方や構成などについて、疑問がある方はぜひ当校の門を叩いて、対面またはオンラインで直接指導を受けてみませんか?
・労働における男女間の不平等
・家庭責任と職場責任の両立の不平等
・育児休暇
・社会参加における不平等
・差別・低賃金
あなたの意見を書いてみましょう~
たくさんのデーターをご紹介しましたので、次はあなたの番です。ぜひ、low birthrateについて、これは政府がすべきことなのか?というTOPICについて2つの理由を挙げてあなたの意見を英語で書いてみましょう。
2010年に大阪市中央区本町橋に英語発音リズム研究所・Lotus English Schoolを開校。米国やデンマークへの留学・国際結婚・米国に始まり英国やデンマークに本社を持つマルチナショナルな外資系企業への転職を経験し、国際営業・支社長バイリンガル秘書・輸出入・ロジスティックス・人事など多種に及ぶ仕事の経験を活かして英語・英会話を子供から会社員・シニアまで指導中。
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