英検受験 本会場・準会場・S-CBT どう違う？どれが有利？

英検受験には3つの受検方法があります。

その３つとは…

①英検協会が用意した貸会場で受験をする本会場での受験

②当校のような英会話スクールや塾または私立中学高校など英検協会から認定を受けた準会場での受験

③英検協会がコンピューターを用意した会場でのS-CBT受験

英検3つの受検方法の特徴

本会場受験

試験は紙ベース。

年に３回だけ実施される。

１期間（４月～７月・８月～１１月・１２月から３月が期間）に受験できるのは本会場または準会場での１回だけ。

１次試験と２次試験があり、１次合格者のみ２次試験に進める。

５・４・３・準２・２・準１・１級のすべての級の受験が可能。

準会場受験

試験は本会場同様に紙ベース

１期間に数回開催されるが、受験できるのは本会場または準会場での１回だけ。

本会場同様に、１次試験と２次試験があり、１次合格者のみが２次試験に進める。

自宅の近くや普段英語を習っている慣れた場所・慣れた先生の環境での受験となる。

準１級・１級を除いた５・４・３・準２・２級の受験が可能。

S-CBT受験

１次試験と２次試験に分けられていないためすべての試験が一度に実施される。

各都道府県に数ヶ所会場がある。

毎週末や平日にも開催される。

すべての試験が用意されたコンピューターを通して行われる。

１級を除く準１・２・準２・３級の受験が可能。

各期間に同じ級を２回受験可能。

英検３つの受検方法のメリットとデメリット

本会場のメリット＆デメリット

すべての級の受験が可能。

１次試験に合格しないと２次試験に進めない。

１次試験に合格してから約１か月後の２次試験の用意ができる。

馴染みのない場所で受験することへの不安がある。

教室は決められているが、お席は自由に選べる。

準会場のメリットとデメリット

知っている環境or申し込みの際に自分の目で確かめてからの受験で大人も子供関係なく安心感がある。

受験料が３つの受検方法の中で一番安価。

準１・１級は準会場で受験できない。

１次試験に合格してから約１か月後の２次試験の準備ができる。

SーCBT受験のメリットとデメリット

コンピューターの基本的な操作が必要。

３級・準２・２・準１の受検のみが可能で、５・４・１級は受験できない。

全員同時にスピーキング試験から始まるため集中力が求められる。

隣や前の席との距離が意外と近くて周りが気になる。

約１か月後に結果がわかる。

２次試験だけを受験することも出来る。

まとめ

受検級が5・4・3・準2・2級であれば、断然準会場での受験がおススメです。

もし、普段英語を習っているスクールなどで英検が開催されるならば、絶対にその準会場での受験です。

また、通っているスクールで開催がない場合でも、ご近所の準会場を探されるのが良いでしょう。

本会場の場合は、エリアを指定して申し込み受験票が届いて初めて会場を知ることになります。

行き慣れていない初めての場所本会場やS-CBT会場では、緊張や不安が増すばかりです。

なんと言っても、準会場での受験料が３つの方法の中でとびぬけて一番安価です。

あと、準会場で1次試験を受けたあと、準会場もしくは本会場で２次試験を受験することになりますが、合格発表の後約１か月間あるので、その間に２次面接試験用のスピーキングを準備することができます。

指導者の立場として、S-CBTで求められる英語の４技能（スピーキング・リスニング・リーディング・ライティング）を一度に用意するのはかなり大変です。

スピーキング試験に関して言えば、S-CBTはすべて録音された英語を聞き解答ももちろんすべて録音されたもので判定されますが、準会場や本会場の２次面接試験は面接官の方が対応されるので、表情や声の調子などを加味しながら進められ人間らしい対応がされるので有利ではないかと推測します。

準１級受験の方は、本会場またはS-CBTでの受験が可能ですが、初めての受験の際にはS-CBTに飛びつかれる方が多いですが、最終的には１次試験合格後、じっくり２次試験の準備ができる本会場受験に当校の生徒達には人気が集中しています。

１級受験方は、選択のよちがありませんので本会場です。

準１級や１級を受験される方は、じっくり腰を据えて準備期間を十分とって試験準備をされるとよいと思います。

最後に、入試のために英検合格級が必要な方は、試験結果の発表日や合格証明書の到着日が入試出願時などに間に合うかを確認しておく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。

皆さんの英検合格を応援しています。