英検3級以上の試験内容が大きくリニューアルと発表がありました

2023年7月6日、日本英語検定協会から英検3級以上の問題形式が一部が2024年第1回分からリニューアルされると発表がありました。

また速報段階らしく詳細は9月中に発表があるらしいですが、大きな変化はライティング問題です。

英検3級・準2級・2級・準1級・1級すべてにおいて、ライティング問題は1題から2問題へと増加されます。

これまでも散々、英検3級以上は、ライティングで高得点をとることが合格の鍵と言ってきましたが、ますますその傾向が続くようです。

また、準2級以上は、語彙問題・長文問題の設問数が一部削減とあるので、こちらもいつも話している通り、英単語の暗記に時間をかけてる場合ではなくなり、ライティングますます頑張ることになりそうです。

では、各級のリニューアルの詳細を見ていきましょう。

英検3級:

既存のライティング問題が一題からニ題に増加され、既存の意見論述に加えて、Eメール問題が出題されます。

Eメール問題とは、外国人の友人から届いたEメールに返信を書くという問題です。友人からのEメールの中にいくつか質問が含まれているので、それについて詳しく説明することが求められます。

同時に、試験時間が50分から65分に延長されます。

英検準2級:

英検3級同様に、既存のライティングにもう1問Eメール問題が加えられ、2問題となります。

3級同様に外国人の友人からのEメールに返答する問題ですが、返信メールに指定されたことに関する質問を2問入れることや、友人の質問に答えることが求められています。

単語数は40~50語と指定されています。

試験時間は75分から80分に延長されます。

英検2級:

既存の意見論述に加えて、英文を読んでその要約問題が出題されます。

笑っちゃいますよね!これ当校のレッスンでは準1級以上の方に課しているレッスン内容です。もちろん英語での要約が求められます。

要約の語彙数は45~55語です。英文を読み解く力と上手にまとめる力が必要です。

ライティング問題に時間をとられることが予測されますが、1次試験の時間は85分と変更なしなので、その分、語彙問題と長文問題の設問数は一部削減されるようです。

英検準1級:

準1級も2級と同様に、ライティング問題に既存の意見論述+英文を読んで要約する問題が追加され2問題となります。

語彙数は60~70単語です。

さらに、準1級では、スピーキング試験に関してもリニュ-アルがあります。

話題導入文が追加と説明には書かれていますが、この話題とは、今までのライティング問題のトピックのようなものかと思われます。その話題に沿って自分の意見を言うという問題なので、今までとはあまり大きな変化がないのでは?と思われますが、今の段階では情報が十分ではないようです。

1次試験の時間に関しては、既存通りの90分なので、かなり語彙問題・長文問題が削減されるのではと予想されます。

英検1級:

1級も2級や準1級と同様に、ライティング問題が二題となり、意見論述の出題に加えて、3段落の英文を読んで、その要約を英語で書く問題が出題されます。

1次試験の試験時間は、既存と同様の100分のため、語彙問題・長文問題の設問数が一部削除されるようです。

まとめ:

以上が速報を私なりに理解したものですが、さらに詳細が9月中に発表されるとのことなので、このページは再度手を入れて、皆さんにお伝えしたいと思います。

英検3級以上の試験内容がリニューアルされるまでには、本会場・準会場試験があと2回あるので、この2回で頑張っておくのが得策かもしれませんね(笑)

今後、英検はますます入試・留学などのいろんな場面で優位になると思われるので、少しずつ準備をして合格を手にしておくとよいでしょう。

今までにも何度もお話ししている通り、今後の英語学習は、英単語力だけをつけるのではなく、文法や構文などを理解し、しかもそれらを駆使して自分の意見を英語で組み立てていく力が望まれています。

一見、難しそうですが、繰り返しご一緒に、意見を言う・まとめる・英語で表現するを練習することでいつの間にか自分一人で出来るようになります。

さらに詳しい説明が必要な方は、レッスン時にお尋ねください。

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