英検準2級プラスと2級の両級受験の場合

2025年5&6月に実施される英検の1次試験から、英検準2級プラスが新しい級として準2級と2級の間のレベルとしてに加わります。

初めての実施のため、準2級プラスの情報が少なく、2級と合わせて受験される方も多いかと思います。

試験は、午前と午後に分かれていますが、それぞれの級が2時間近い試験なので、かなりのエネルギーが必要です。

ただ、出題方法はどちらの級も全くと言えるほどほとんど同じです。

 

①筆記問題‐大問1からライティング2問までがこの範囲で85分

 

☆大問1-目安時間はおおよそ10分

2文ほどの中にある( )に入れる単語や熟語を選択肢から選ぶ問題

前半問題の約10問は単語・残りの後半7問は熟語の問題です。

 

☆問2A&問2Bー各問題おおよそ6~7分が目安時間

長文を読み途中の穴あき部分に入る短い文を選択肢から選ぶ問題

穴あき部分の前後の文章をしっかり読んで意味をつかむことがポイントです。

 

☆問3Aー目安時間はおおよそ8分

Eメールの読解問題

誰が誰に宛てたメールなのか、二人の立場などを想像しながら読み進めると、正解を選びやすいです。各質問は各段落に呼応しています。

 

☆問3Bー目安時間はおおよそ12分

長文読解問題です。準2級プラスや2級レベルの方には、たくさん英語を読まないといけないなぁ~と感じ敬遠する方が多いかもしれませんが、各問題はほぼ段落ごとに呼応しているので、質問を読んできっちり理解して解答を探しに行くつもりで各段落(5~6つの英文)を読むようにすると、意外と楽かもしれません。

ここまでで目安時間の合計は44分です。残りは41分あります。

 

☆ライティング問題ー英文要約-目安時間15分

各段落ごとにまとめて、英文を1~2文作るイメージで進めましょう。

第1段落でトピックの導入、第2or第3段落で、そのトピックに関してよい点・悪い点が書かれています。いくつか複数の良い点(or悪い点)が書かれている場合は、such asを使ってまとめるとよいでしょう。

 

☆ライティング問題ー(英作文)-目安時間15分

TOPICを少なくとも3回読んで、意味を正確に取りましょう。ここで間違うと取り返しが難しく、かなり焦ることになります。なので慎重に!
わからない単語が含まれていても、こんな意味じゃないかな?と自分なりに想像してみましょう。


まず、TOPICに賛同するかどうか、自分の立ち位置を決めましょう。

次に、理由2つを明確にして、日本語で問題用紙にメモを取っておいてから、解答用紙に書き始めましょう。

2級の場合は、導入+理由1&理由1のサポート文+理由2&理由2のサポート文+結論という順で書くと、80~100の文字数に収まるでしょう。

準2級プラスの場合も、2級の場合と同じですが、指定の文字数が50~60に到達するようなら、導入+理由1&理由1のサポート文+理由2&理由2のサポート文として、結論の部分を省くとよいでしょう。

 

以上で、筆記試験はひと通り終わりで、残り時間は約10分です。気になる問題などは、最初に問題用紙にしるしをつけておくと、この10分間で見直しができますね。また、先にリスニングの選択肢を見ることもできます。

 

引き続きリスニング試験です。どちらの級も約24~25分です。

☆リスニング試験-第1部

15問で、二人(必ず男女)の会話があり、その内容についての問いがあり、選択肢より選びます。二人はどんな立場で、どんな話をして、どんな意見なのかがおおよそわかれば、正解を選べるでしょう。名詞だけではなく、動詞をしっかり聞くと話がつながってきますよ。

☆リスニング試験ー第2部

こちらも15問、今度は、ひとりの方が何かについてお話しされます。こちらも、しっかり動詞を聞き取るようにすると話の流れが見えてきます。選択肢をよく読んで正答を選びましょう。

 

お疲れさまでした!以上が、英検準2級プラスと2級の試験の流れです。筆記試験では、時間も気にしながら解き進めましょう。ライティングを先済ませてしますのも一つの方法です。

合格を祈って、応援しています。頑張れ~

次は2次試験の準備が待ってるよ!