英検ライティング~夫婦別姓問題について~日本語で知識を増やし必要な英単語を増やそう
夫婦別姓問題~the issue of separate surnames for married couples
結婚しても夫婦が別々の姓を名乗ることを許可すべきかと言う問題
国会でも取り上げられているが、まだ結論の出ていない問題。そろそろ英検のライティング問題でも出題されるのでは?と先取りします。
まずは、現状を理解しよう。
surnameと言うのが姓=苗字=英語では他にfamily nameやlast nameって言われるものです。
法務省のHPによると次のように書かれています。
現在の民法のもとでは、結婚に際して、男性又は女性のいずれか一方が、必ず氏を改めなければなりません。
Married couples are required to choose a single surname.
そして、いずれか一方の氏にすればよいのですが、現実には、男性の氏を選び、女性が氏を改める例が圧倒的多数です。
This often leads to one spouse (typically the wife) changing her surname to match her husband’s, though the reverse is possible.
なぜ?夫婦別姓問題が議論されているの?
支持者の意見は…
①個人のアイデンティティや自由を制限している
この identityとは、自分自身が何者であるか-who you are as an individual -を定義する要素のことを指します。
これは、人間としての自己認識-self-awarenessや独自性-individuality、価値観-values、信念-beliefs、文化-culture、性格-personality-、過去の経験-past personalityなど、さまざまな要素によって形作られます。
名前もそのidentity のいち部であり、人の名前は個人の歴史-individual history や家族の背景-family background を反映しており、それを保持する-preserve ことが個人の尊厳-dignity や独自性-uniqueness を守ることにつながります。
②日常生活や社会生活における不便を解消
女性の社会進出 -participation in society に伴い、改氏による職業生活上や日常生活上の不便-inconvenience ・不利益-disadvantages が指摘されている。
③職業生活での inconvenience
名刺-business card や資格証明書-certificate of qualification、職場の書類などをすべて新しいsurnameに変更する必要があるため、手間と費用がかかる。名前が変わることで、職場で築き上げてきた人脈-network/connections や信用-trust/credibility に影響が出る可能性がある。
反対派の意見としては…
①家族の一体感-unity が損なわれる
同じ姓を持つことで、家族のつながりや unityが強まる-strengthen という考え方があります。別姓を導入すると、family ties や bond が弱まる- weaken 可能性があると懸念する人もいます。
②日本の伝統- traditions や culture を守る- preserve 必要性
夫婦同姓は日本の長い歴史や culture の一部であり、これを変えることは伝統的価値観- traditional vaalues を損ねるという意見です。特に家制度- family structure に関連する価値観を大事にする人々からの声です。
③子供たちの混乱-confusion
別姓を許可すること-allowing separate surnames で家族の一体感-family unity が弱まる可能性や、子どもたちは、両親が異なる-surname を持つ理由を理解するのに混乱を感じる-feel confused かもしれません。
また、書類に名前を記入する際に、不安や違和感を覚える可能性があります。これが in a family unit で帰属意識- sense of belonging や identity に影響を与える可能性があると指摘するものもあります。
理解できたかな?
これで夫婦別姓に関する知識は、あなたの脳に注入できたと思います。
さて、あなたは夫婦別姓問題について賛成派?それとも反対派?上記に明記した理由を考えながら、自分の意見をまずはまとめてから、英語で意見を書いてみましょう。
あらら…難しすぎてよくわからない??なんておもったら、ぜひLotusの【中高生のための英検コース】で個人レッスンを受講して理解できなかっとことを聞いてみましょう。
今回は英検ライティングオピニオンの第3弾でした。第1弾は環境問題、第2弾は少子化問題についてでした。こちらも併せて知識を持っておきましょう。

2010年に大阪市中央区本町橋に英語発音リズム研究所・Lotus English Schoolを開校。米国やデンマークへの留学・国際結婚・米国に始まり英国やデンマークに本社を持つマルチナショナルな外資系企業への転職を経験し、国際営業・支社長バイリンガル秘書・輸出入・ロジスティックス・人事など多種に及ぶ仕事の経験を活かして英語・英会話を子供から会社員・シニアまで指導中。
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